現場の裏側ブログ

「カバー工法」で快適・手軽な窓リフォームを実現

April 19, 2019

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窓のリフォームは、手軽にできる防音リフォームのひとつ。

 

防音対策だけでなくとも、築年数が増えるにつれて経年劣化が目立ってくる窓のリフォームをお考えのお客様もたくさんおられます。

 

窓枠のサビや塗装が目立ってきたり、結露がひどかったり、建付けが悪くなって開け閉めが一苦労なんて心当たりはありませんか?毎日目に入る窓がキレイだと、毎日の暮らしも少しウキウキしてくることでしょう。

 

今回は窓のリフォームをお考えの方に、手軽に快適な窓になる「カバー工法」をご紹介いたします。

 

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カバー工法とは?
カバー工法とは「カバー」という名前が指しているように、今ある窓の上から新しい窓をかぶせるようにして取り付けを行う工法です。

 

窓枠はそのままに古くなったサッシと窓ガラスを取り外し、そこに新しい窓のパーツを取り付けていきます。

 

これまでの窓リフォームと言えば、窓枠ごと家から取り外して新しいものを取り付けるという工法だったため、工期も費用も非常に負担になっていました。

 

それに、窓枠をまるまる取り外すので壁や床を壊して行う必要があり、騒音などの問題にも気を使わなくてはいけませんでした。

 

カバー工法は時間も費用も抑えられ、騒音も気にならない画期的な窓のリフォームです。

 

 

カバー工法のメリット
従来の工法と比較して、カバー工法にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

①工期の短さ
カバー工法は既存の窓枠をそのまま利用し、窓枠を補強⇒新しいサッシの取り付け⇒新しい窓の取り付け⇒仕上げ・調整という工程で行います。

 

大掛かりな外壁工事を行う必要がないため、一般的に1日・短ければ半日で終わる場合もあります。事前に窓枠のサイズを調整しておけば、あとは新しいサッシをはめ込むだけの作業となりますのでさらに工期が短縮可能に。

 

壁や床を工事したりそのために足場を組んだりする必要もないため、これまでの窓リフォームよりも短い工期で窓を新しくすることが可能となりました。

 

②費用が手ごろ

大掛かりな工事や下準備が必要なく、従来の窓枠に新しく窓やサッシをはめ込むだけなので、従来の窓リフォームよりもはるかに低コストで快適な窓を手に入れることができるのは、カバー工法の最大の魅力ではないでしょうか。

 

住宅の窓としてもっとも一般的なサイズの窓の場合、従来の工法ですと安くても30万円ほどの費用が発生していましたが、かばー工法では10万円ほどで窓リフォームすることも可能です。

 

工事費用が抑えられる分、防音効果や断熱効果の高い高性能なサッシ・ガラスにリフォームしてさらに暮らしやすい環境をつくることができますね。

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③騒音が少ない
住宅街やマンションの場合、そうでなくとも自宅のリフォームで発生した騒音でご近所に迷惑をかけるのは心苦しいもの。

 

ビスの取り付けやアルミサッシの調整時などに多少の機械音や金属音の発生はありますが、これまでの工法と比べると騒音の発生は格段に少なく、ホコリも舞いにくいのがカバー工法のメリットのひとつです。

 

とはいえ、ご近所さんにひとこと「この日に窓のリフォームを行うので、少し音がするかもしれませんが・・・」と声をかけておいた方が、お互い気持ちよく過ごせますね。

 

④さまざまな住宅に対応可能
カバー工法は、一戸建て・マンション・木造・鉄筋・築年数(古い建物)に関わらず、ほとんどの住まいの窓に対応可能です。

 

築年数の古い住宅やマンションだからといって大掛かりな工事が発生する必要なく、手軽に窓を新品にすることができます。

 

 

快適な窓がつくる暮らし
窓のリフォームを行い窓の性能が向上することで、暮らしにはさまざまなメリットが生まれます。

 

防音・遮音効果が向上
断熱性が向上し光熱費が節約できる
窓の開閉がラクになる
スキマ風がなくなり寒い季節も安心
結露が少なくなる

 

快適なくらしのための窓を手に入れるのに、費用も時間もかからないカバー工法がいま最もおすすめです。

 

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カバー工法の注意点
マンションで窓のリフォームを行いたいと考えていても、ほとんどのマンションで窓は「共有部分」とみなされているため、分譲で購入したマンションでも勝手にリフォームを行うことが禁止されている場合があります。

 

禁止されていなくともリフォームに制限がある場合もありますので、事前に管理組合やマンションの管理会社に確認をしておきましょう。

 

一戸建てで雨戸がある場合などは、カバー工法を行うには要相談という場合もあります。

 

また築年数の古い住宅では、窓の問題が窓枠やサッシではなく構造に問題がある可能性も考えられます。そういった場合はカバー工法では問題が解決されず、せっかくのリフォームが無駄になってしまうことも考えられますので、カバー工法が適しているかどうかを正しく判断できる業者に相談しましょう。

 

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まとめ
窓には室内と外の世界をつないでくれる役割がありますが、外のさまざまな要因から室内の環境をまもってくれるのもまた、窓です。

 

窓をリフォームするだけでも、毎日の暮らしの快適さは驚くほど向上します。住まいをもっと快適にしたいな・・・とお考えの方はまず、カバー工法で窓のリフォームからはじめてみませんか?